こんにちは! きそスポのともひろコーチです。日々のオンラインレッスンや、私自身の我が子との日常の中で、いつも感じる面白い現象があります。それは、子どもたちによって「驚くほど集中できる瞬間と、そうでない瞬間のギャップがある」ということです。先日も、オンラインレッスンでこんな対照的な出来事がありました。 あるお子様は、私が提案した「忍者になりきって、敵の攻撃をサッとよける遊び(忍者ゲーム)」が楽しくて、ニコニコ笑顔で動いていました。ところが、別のお子様に同じ「忍者ゲーム」を提案してみたところ、さっきまでの集中力がどこかへ行ってしまい、全く動けなくなってしまったのです。「あれ? 忍者ゲームはお好みじゃなかったかな?」「お子様のやる気がなくなってしまった」と思い、今度はお父様やお母様を巻き込んだ「親子タイミング遊び」や、「その場でタイミングを合わせて大ジャンプする遊び」に切り替えてみました。するとどうでしょう。それまでが嘘のように、ものすごい集中力を発揮して、楽しそうに何度もジャンプを繰り返してくれたのです。「子どものやる気を引き出す」ことに成功です!「忍者」で心が動かない子が、「親子」や「ジャンプ」で大爆発する。この違いはいったい、どこから生まれるのでしょうか?実はこれ、子どものやる気がない、サボっているわけでも、運動が嫌いなわけでもありません。ポイントは、その子がいま本能的に求めている「身体の感覚(センサー)」の種類が違う、やる気を引き出すポイントが違うという点にあります。運動をコントロールする脳は、過去の経験などからいろいろな感覚を欲しがっています。 前者の「忍者ゲーム」で集中できた子は、相手の動きをパッと目で見て、タイミングを合わせて身をかわすような「なりきり遊び」「視覚と動きの連動(コーディネーション)」にセンサーが反応していました。一方で、後者のジャンプや親子遊びで集中できた子は、自分の筋肉や関節にグッと強い刺激が入る感覚(固有受容覚)や、お父さん・お母さんの肌のぬくもり、触れ合う安心感(触覚)を、身体が強く求めていたのです。つまり、その子にとって「ジャンプで踏ん張る感覚」や「親御さんと触れ合う安心感」こそが、脳のやる気スイッチを入れる最高のガソリンだったわけですね。「うちの子、運動の好みが激しくて…」「子どものやる気がないんです」と悩む必要はまったくありません。大切なのは、お子様の「いま、やりたい動き」のなかに、大きなヒントが隠されているということです。そこで、今日からおうちで試せる小さなヒントをご提案します。 まずは、「お子様が今、何に一番反応するか」を観察するゲームをやってみてください。「ジャンプ」のように、身体が大きく揺れるのが好きか?親と一緒に動く「親子○○チャレンジ」や「親子で対決ゲーム」をするのが好きか?「なりきり遊び」のように、ヒーローや忍者の動きを真似るのが好きか?もしお子様がジャンプ好きなら、今日はお布団を山にして、そこから大ジャンプする遊びだけで十分です。子どもは、自分の身体が求めている感覚で遊んでいるとき、「子どもやる気がない」を「やる気になった!」 に変える力を発揮します。ぜひ、お子様専用の「スイッチ」を探してみてくださいね。子どものやる気を引き出しましょう!運動が苦手な子どものためのオンライン運動指導教室「きそスポ」とは