「ウチの子、うまく後転ができない…」そんなお子さんの姿に、ため息をついている親御さんはいませんか?実は後転は、前転とはまったく異なる技。「後ろが見えない怖さ」と「手で支えるタイミングの難しさ」という、前転にはない2つの壁があるため、できない子が多いのは当然のことなのです。このブログでは、後転ができない理由から正しい型・よくある失敗とその対策・家でできる練習法まで、親御さんがわが子に教えるために必要なことをすべてまとめました。この記事を読むと分かること知っておきたい後転の基本動作後転で生じやすい失敗と対策家でできる練習方法「後転ができない=運動神経が悪い」ではありません。正しい順序とコツさえ知れば、後転は必ずできるようになります。焦らず、一緒に進んでいきましょう。理学療法士による「無料のマンツーマンレッスン」1. なぜ前転はできるのに後転はできないの? 前転と後転の違いとは「うちの子、前転はできるのに後転だけできない…」そう感じている親御さんは多いはずです。実はこれ、当然のことなのです。前転と後転は名前こそ似ていますが、体の使い方も感覚もまったく異なる技です。まず大きな違いは「視界」です。前転は進む方向が見えているため、、立った状態から前へ体重をかけることで自然と回転しやすく、勢いもつきやすい動きです。一方、後転は後ろ向きに倒れていくため、どこへ向かっているか目で確認できません。大人でも「後ろに倒れる」感覚は怖いもの。子どもにとってはなおさらです。次に「手の使い方」が根本的に異なります。前転は手を前についてから回りますが、後転は耳や頭の横に手をついて地面を押し上げる動作が必要です。この「押す」感覚は日常生活にほとんどない動きのため、最初はなかなかイメージがつかめません。つまり、後転ができないのは「見えない恐怖」と「手で支えるタイミングの難しさ」という、前転にはない2つの高い壁があるから。この違いが、子どもを戸惑わせる大きな原因のひとつです。「後転ができない=運動神経が悪い」ではありません。構造的に難しい技だからこそ、正しい順序とコツを押さえた練習が大切なのです。2. 知っておきたい後転の「型」! 後転が回りやすくなる体の使い方とコツ後転が苦手な子どもを見ていると、「もっと勢いをつければ回れるのでは?」と思ってしまいがちです。勢いも大切ですが、型が崩れたまま無理に回ろうとすると、頭を打ったり、首に負担がかかったりして、さらに怖さが強くなることがあります。そのため、後転をうまく回るためには、まず「正しい型」を身につけることが大切です。① スタートは「背中を丸めてしゃがむ」から両足をそろえてしゃがみ、おへそをのぞき込むように背中を丸めます。あごをしっかり引きます。この「丸まった姿勢」がそのままマットに移ることで、スムーズな回転につながります。背中が伸びたまま倒れると途中で止まったり、首に負担がかかったりするので要注意です。② 手は「耳の横」に準備しておく後ろへ倒れ始める前に、両手を耳の横に用意しておきます。手のひらを天井に向けておくことで、マットを押し上げるタイミングが取りやすくなります。③ 転がるときの「目線」回っている最中もおへそを見続けることで、背中の丸みがキープされ、回転の勢いが途切れません。自然とお尻→背中の順番でマットへ順番に乗っていきます。このとき、丸めた背中を崩さないことが回転のポイントです。④ 最後は手でしっかり「押す」お尻が上がるタイミングで、両手で力強く押してお尻を持ち上げます。この「押す」動作が、頭への負担を減らしながら回り切る力を生み出します。この4ステップを順番に意識するだけで、子どもの後転は大きく変わります。まずは型を覚えることから始めましょう。運動が苦手な子どものためのオンライン運動指導教室「きそスポ」とは3. 後転が「怖い・回れない・止まる」を解消するコツ正しい型がわかっても、いざ実践すると「怖がって後ろに倒れない」「途中で止まってしまう」という壁にぶつかる子は多いものです。そんなときは、無理に回らせるのではなく、子どもの「怖い・回れない」の理由に合わせたピンポイントなコツを試してみましょう。後転が「怖い」を解消するコツ「ゆりかご運動」が効果的です。体育座りの姿勢から、背中を丸めて後ろにコロンと転がり、起き上がってくる遊びです。このとき、お父さんやお母さんが後頭部にそっと手を添えて「ゆっくり倒れても大丈夫」と体で覚えさせることも効果的です。子どもに「後ろに転がっても痛くない、安全だ」と体で理解してもらいましょう。後転が「回れない」を解消するコツ回転できない最大の原因は、背中が丸まっていないことです。おへそを見ながら背中を丸めた状態をキープすることが大前提。先ほどの「ゆりかご運動」に加えて、「あごをひく」「あごにタオルを挟んでゆりかご運動」が効果的です。後転が「途中で止まる」を解消するコツ途中で止まる場合は、「坂道(傾斜)を利用すること」です。布団の下にクッションやたたんだ毛布を敷いて、なだらかな坂道を作ってみてください。高い方から低い方へ向かって後転をすると、重力の力が自然と体を後押ししてくれるため、筋力のない子でも驚くほど簡単にクルッと回りきることができます。「怖い」なら安心感を、型が出来ているのに「止まる」なら回転の勢いを補うこと。お子さんがどのパターンでつまずいているかを見極め、ピンポイントで取り入れてみてください。「5」の後転の練習法の動画も参考にしてみてください。4. 「また後転ができなかった…」を繰り返さないために。小学生の後転でよくある失敗と対策正しい型もコツも知っているのに、なぜか同じところで失敗する。そんなときは「よくある失敗パターン」に当てはまっていないか確認してみましょう。原因がわかれば、それを理解し適切な対策を講じることで、成功の確率を高めることができます。失敗① 頭を打ってしまう最も多い失敗です。原因は「おへそを見れていないこと」。背中がマットに触れた瞬間、回転する方向に首を伸ばしてしまっています。回転中は、おへそをずっと見れているか、もう一度確認しましょう。失敗② まっすぐ回れず横に転がるこれも多いです。左右どちらかに体が逃げるケースです。原因は「スタート時の手のひらの構え姿勢のズレ」「背中の丸まっている姿勢の崩れ」がほとんど。両足をそろえ、体の中心線を意識してまっすぐしゃがむ、手は耳の横に準備をしておく、回転中は背中を丸めておくことで改善されます。失敗③ 途中で手がつけない倒れ始めてから手を動かそうとするため、タイミングが間に合わないパターンです。後ろへ倒れる前に必ず耳の横へ手を準備する習慣をつけましょう。「手を耳に、それから後ろ」と声に出して確認するのも効果的です。最後に、子どもが後転に挑戦する際は、「小さな成功を積み重ねること」が重要です。失敗を恐れず、一歩ずつ進むことで自信を持たせることができます。親としては、子どもができることに焦点を当て、ポジティブなフィードバックを与えることが大切です。▼こちらの記事もあわせてオススメ子どもにも体幹トレーニングは必要?子どもの運動不足が心配な親が知っておきたい体幹トレーニングとは小学生の猫背。その原因は「腹筋の弱さ」かも? 子どもの猫背改善は体幹のトレーニングから運動や勉強にも差がつく?子どもの視力と「視る力」の違い、ビジョントレーニング遊びが効果的な理由とは5. 家でもできる! 「できた!」 につながる後転の練習法型とコツを押さえたら、次は「できた!」を体験させる練習の流れを作ることが大切です。いきなり完成形を目指すのではなく、段階を踏んで成功体験を積み重ねましょう。すべて家でできる練習です。STEP1 ゆりかご運動で「転がる感覚」をつかむ体育座りから背中を丸めて後ろへコロンと転がり、戻ってくる運動です。後転の土台となる「丸まって転がる」感覚を体に覚えさせます。2. 知っておきたい後転の「型」!で記載をした姿勢の方法も意識します。STEP2 坂道を使って「回り切る感覚」をつかむ布団の下にクッションを入れて緩やかな坂を作り、高い方から後転します。重力が背中を押してくれるため、力が弱くても回り切れます。「回れた!」という成功体験が自信につながります。STEP3 補助ありで「手で押す感覚」をつかむ親がお子さんの腰を両手で支えながら後転させます。回転をサポートしつつ、お子さん自身が「手で押すタイミング」を体で覚えるのに最も効果的なステップです。STEP4 補助なしで挑戦STEP1〜3を繰り返す中で感覚がつかめてきたら、補助なしで挑戦です。できたら思い切り褒めてあげましょう。この4ステップを順番に進めることで、無理なく「できた!」に近づけます。大切なのは、「できない技を繰り返す」ことではなく、「できる動きを増やしていく」ことです。少しずつ成功体験を積み重ねることで、子どもは自然と自信を持ち、後転への苦手意識も減っていきます。運動が苦手な子どものためのオンライン運動指導教室「きそスポ」とは6. 首や腰を痛めないために!親が絶対に知っておくべき「安全な補助と環境」練習の意欲が高まってきたときこそ、安全面を見直すタイミングです。後転は正しく行えば安全な技ですが、誤った補助や環境では首・腰・頭への負担が大きくなります。「やる気があるうちに」と焦る前に、必ず確認しておきましょう。練習環境を整えるフローリングや固い床での練習は厳禁です。必ず布団・ヨガマット・体操マットなど、クッション性のある場所で行いましょう。後転は予想外の方向へ転がることもあるため、周囲に十分なスペースを確保してください。正しい補助の仕方補助の際に最もやってはいけないのは「頭を押すこと」です。頭を押して無理に回転させると、首に強い負荷がかかり怪我の原因になります。補助は必ず「腰」か「背中」を支える形で行い、回転を後押しするイメージで。あくまで子ども自身が回る力を引き出す補助が基本です。こんなときはすぐに練習をやめる首や腰に痛みを訴えたとき、何度転んでも頭から落ちてしまうとき、極端に怖がって泣き止まないときは、その日の練習を中断しましょう。無理をさせると恐怖心が強くなり、逆効果になります。安全な環境と正しい補助があってこそ、子どもは安心して挑戦できます。技術より先に、この土台を整えることを忘れないでください。7. 「できない」は「まだできない」だけ――後転は必ずできるようになる後転ができない姿を見ると、「うちの子、運動が苦手なのかな…」と不安になる親御さんもいるかもしれません。しかし、後転は前転よりも難易度が高く、「後ろが見えない怖さ」「手で押すタイミング」「背中を丸める姿勢」など、多くの動きを同時に行う必要があります。そのため、最初からスムーズにできる子の方が少ないのです。では、後転はどのくらい練習すればできるようになるのでしょうか。もちろん個人差はありますが、週に2〜3回、1回5〜10分程度の練習を続けるだけでも、多くの子どもは少しずつ感覚をつかんでいきます。早い子では1回のレッスンで回れるようになることもありますが、「怖さ」が強い子は1〜2か月ほどかけて慣れていくケースも珍しくありません。大切なのは、「毎回完璧に回ること」を目標にしないことです。例えば、後ろへ倒れられた背中を丸められた手を耳の横に準備できた少しお尻が浮いたこれらもすべて上達への大切なステップです。小さな成功を積み重ねることで、子どもは少しずつ自信をつけていきます。逆に、「できるまで何十回もやる」という練習は、恐怖心や疲労につながりやすく逆効果になることもあります。短時間でも、「楽しかった!」「またやりたい!」で終わる方が、結果的に上達しやすくなります。後転は、“才能”ではなく、“慣れ”と“正しい順序”で身についていく技です。「まだできない」だけと考えながら、お子さんのペースで少しずつ挑戦していきましょう。8. わが子の後転が気になったら、子どもの運動教室、きそスポの無料体験へ「後転が気になっているけれど、何から教えればいいかわからない」「家で正しく教えられる自信がない」「うちの子が飽きずに続けられるか心配」そんな親御さんに向けて、きそスポではオンラインでの無料体験レッスンをご用意しています。子どもの後転は「正しい型」と「練習方法」、「環境設定」さえあれば、たった1回のレッスンでも変えることができます。 なかなか上手くならないと、将来の姿勢や運動能力への影響が心配になってしまう親御さんも多いですが、焦る必要はありません。必要なのは、正しいサポートの方法を知っているかどうかだけです。きそスポが大切にしていることきそスポでは、大人のような厳しいトレーニングは一切行いません。子どもたちが「もっとやりたい!」「次は何のゲーム?」と目を輝かせるような、遊びの要素を取り入れたオリジナルの運動プログラムをご用意しています。専門のインストラクターがお子さんの現状を丁寧に見極め、無理なくステップアップできる方法で指導します。きそスポの無料体験が選ばれる5つの理由お子さんの視る力・運動能力の現状を確認できます実際のレッスンを体験し、お子さんの反応を見られます自宅・オンラインで完結するので、送迎不要・時間も選べます参加後の無理な勧誘は一切ありません親御さんの疑問にその場でお答えしますたった1回のレッスンで後転の質が変わるお子さんもいます。「大丈夫かな」と声をかけ続ける毎日を、一緒に変えてみませんか。まずは気軽に、無料体験からお試しください。\オンライン無料体験のお申し込みはこちら/オンライン運動指導教室「きそスポ」とは